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カスタムオーダーECとは?商品シミュレーター・見積・受注をWeb化する仕組みと開発のポイント

色・素材・サイズ・パーツなどを選んで注文する商品は、一般的なECの商品ページだけでは扱いにくいことがあります。カスタムオーダーECでは、商品仕様の選択から価格計算、見積、注文、受注後の業務までを一続きで設計します。

公開日:2026年8月20日

カスタムオーダーECとは

カスタムオーダーECは、完成品をそのままカートへ入れるだけではなく、購入者が商品仕様を選びながら注文内容を組み立てられるEC・受注システムです。対象になるのは、サイズ、色、素材、加工、名入れ、パーツ、数量など、注文ごとに内容が変わる商品です。

大切なのは「選択画面を作ること」だけではありません。選べる組み合わせ、価格の決まり方、完成イメージの見せ方、見積が必要か、そのまま注文できるか、受注後にどのシステムへ情報を渡すかまで含めて設計することで、現在の注文業務をWebへ移しやすくなります。

一般的なECで扱いにくくなる5つの理由

1. 選択肢が多い

色・素材・サイズ・パーツなどを掛け合わせると、単純な商品バリエーションだけでは管理しにくくなります。

2. 組み合わせに制約がある

素材Aでは加工Bを選べない、といった条件がある場合、選択内容に応じた制御が必要です。

3. 価格計算が複雑

仕様、数量、加工、オプションなど複数の条件で価格が変わる場合、商品ごとの計算ルールが必要です。

4. 完成形を想像しにくい

選択内容で見た目が大きく変わる商品では、画像やSVGなどを使った完成イメージ表示が判断を助けます。

5. 注文前後に業務がある

正式見積、社内承認、在庫確認、製造指示、基幹システム登録など、カート決済だけでは完結しないことがあります。

商品シミュレーターが必要なケース

商品シミュレーターは、選択した仕様によって完成イメージが変わり、その見た目を確認することが購入判断に影響する商品に向いています。たとえば色や素材、パーツの組み合わせを画面上へ反映し、選択結果を確認しながら注文内容を決められる仕組みです。

一方で、完成イメージの可視化が不要で、仕様と数量だけ選べれば十分な商品もあります。その場合はシミュレーターを作らず、入力・選択UIと価格計算へ開発範囲を絞る方が合理的です。

商品シミュレーター開発の内容を見る →

見積シミュレーターが必要なケース

注文前に価格確認が必要で、営業担当者が仕様を聞き取って見積を作っている場合は、見積部分からWeb化する方法があります。購入者が必要な条件を入力・選択し、その内容から概算金額を算出したり、正式見積依頼へつなげたりする仕組みです。

すべての価格を自動確定できない商品でも、見積に必要な情報をWebで揃えて受け取れるようにすると、その後の確認作業を整理しやすくなります。どこまで自動計算し、どこから人が判断するかを開発前に決めることが重要です。

見積シミュレーター開発の内容を見る →

EC画面だけでなく、管理・受注・外部システム連携まで考える理由

Web上で注文を受け付けても、その内容を担当者がExcelへ転記したり、基幹システムへ再入力したりするのであれば、受注後の手作業は残ります。カスタムオーダーECを検討するときは、購入者向け画面と同時に、受注データがその後どう使われるかを確認します。

商品マスタ、顧客管理、在庫、受注管理、製造指示など既存システムがある場合は、すべてを置き換える必要はありません。既存システムを残し、必要なデータだけAPIやファイルで受け渡す構成も選択肢になります。

開発前に整理しておきたい4つの情報

  1. 1

    現在の商品仕様

    選択できる項目、組み合わせ、選択できない条件、商品ごとの差分を整理します。

  2. 2

    価格表・見積方法

    何を基準に金額が決まるか、概算と正式見積の違い、人の判断が必要な条件を確認します。

  3. 3

    現在の注文受付方法

    電話、メール、Excel、PDF、既存ECなど、どこで誰が情報を受け取っているかを確認します。

  4. 4

    注文後の業務フロー

    受注確認、承認、在庫、製造、配送、請求、既存システム登録までの流れを整理します。

開発会社へ相談するときに用意するとよいもの

完成した要件定義書は必要ありません。現在使っている商品資料、価格表、注文書、見積書、入力フォーム、業務フローが分かる資料などがあれば、現状の仕組みを把握しやすくなります。画面のイメージより先に「いま、どの情報を誰が確認しているか」を共有できることが重要です。

要件が固まっていない段階でも相談できます。

現在の注文書や価格表をもとに、Web化する範囲と優先順位から整理します。

よくある質問

Q. 商品仕様がまだ整理できていなくても相談できますか?

A. はい。現在の商品資料や注文方法を確認し、Web化に必要な仕様を整理するところから進められます。

Q. 既存のECサイトを残したまま追加できますか?

A. 既存システムの構成によりますが、商品シミュレーターや見積機能だけを追加し、既存ECや基幹システムと連携する構成も検討できます。

Q. 法人向けの顧客別価格や取引条件にも対応できますか?

A. 顧客ごとに価格や条件が異なる場合は、そのルールを要件として整理し、ログイン情報などに応じて出し分ける仕組みを個別設計できます。

Q. 最初からEC全体を作り直す必要がありますか?

A. 必ずしも必要ではありません。現在の課題が見積作成に集中していれば見積部分から、商品選択が課題ならシミュレーター部分から始める方法もあります。

自社の商品・受注方法に合わせて、Web化する範囲を整理します。

カスタムオーダーEC全体だけでなく、商品シミュレーター、見積、BtoB受注など、現在の課題に近い部分からご相談いただけます。

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